たのもさん
Tanomosan festival
宮島は古来より島全体が神様と信じられていたため、昔から土地を耕さぬという信仰のために、農業・工業はもちろん機織りや島内にお稲荷様を祭ることなどが硬く禁じられておりました。明治維新以降は、木を伐りだして土産品の材料にし、その土産品の販売が生活の財源であったため、人々の農作物に対する感謝の念は我々が想像する以上に厚いものがあり、その気持ちを表すため「たのも船」という手製の小舟を作り、船内には団子のお人形・おはぎ・果物・さい銭などを乗せて農作物を作っている対岸の大野町のお稲荷様に向けて流しました。
この庶民感情が一つの祭りとなり、町内南町の民俗行事として今日まで継承されております。*一般社会法人宮島観光協会Webサイト
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2023/09/15|日々のできごと