宮島焼
Miyajima yaki
当館の客室では宮島焼の湯飲みを使っています。両手にすっぽりとおさまるほど小柄でお茶の温かさが優しく手に伝わってきます。宮島焼は厳島神社参拝の際の縁起物として宮島の砂を粘土に混ぜて焼かれ、別名をおすなやきとも呼ばれています。これは元々、近郷の村人が旅に出かける際に、宮島の砂を「お砂守」として拝受し、無事に帰郷した際には、その砂で土器(お砂焼)を作り、宮島の神前に供えたという習慣からうまれたそうです。
We use Miyajima yaki tea cups at our inn. Miyajima yaki is called "osuna (sand) yaki" because it contains some sand from Miyajima in it. In old time, when people went on a trip, they brought some sand from Miyajima as a protection and when they returned, they made a ceramic using the sand and offered before kami to show their gratitude.
2014/06/10|日々のできごと